私たちは、世界を「ありのまま」に見ているつもりでいます。けれど実は、それは「認知された世界」にすぎないのかもしれません。たとえば、目の前に椅子があったとして、それを「椅子」と認識するのは、私たちがその物体を「椅子だ」と認知しているからです。ある人にとっては「味のあるアンティーク」かもしれませんし、別の人には「汚れたガラクタ」と映るかもしれません。つまり、そこに“在る”ものは同じでも、見えている世界は人によって全く異なるのです。これが、いわゆる「認知の世界」です。
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私たちは普段、この認知のフィルターを通して世界を見ています。それは思考や感情、過去の経験や価値観といった、自我のレンズを通じて映し出される“主観的な世界”なのです。では、そのフィルターの“向こう側”にあるものとは、いったい何なのでしょうか。
クンダリーニ覚醒によって触れた、もう一つの世界
私はある日、突然クンダリーニの覚醒を体験いたしました。それは、思考を超えたところに広がる世界でした。感情や記憶、価値判断のすべてが静かに消えていき、ただ「在る」という感覚に満たされました。その中で私は、宇宙と一体となりました。木々のざわめき、風の流れ、空の広がり――それらはすべて私自身であり、私はそれらのすべてでした。そこには「判断」や「意味づけ」は存在せず、ただ“存在”だけがありました。
私はそのとき、はっきりと気づいたのです。「私たちが普段見ている世界は、世界そのものではなく、自分自身の思考が作り出したものだったのだ」と。
存在の世界は、すでにここにあります
「認知の世界」は、自らの内側にあるものです。一方、「存在の世界」は、自らを超えたところに、あるいはもっと深い場所に、すでに“在る”ものです。
宗教や哲学、自己啓発など――それら多くの教えは、「認知」を整えることで人生をより良くしようと試みています。それは確かに有効なアプローチです。しかし、それだけでは不十分かもしれません。なぜなら、その「認知」を支える“土台”に気づかなければ、真の自由にはたどり着けないからです。
私は、その土台――つまり「存在そのもの」に触れたのです。だからこそ、こうしてお伝えしたいのです。
世界は、認知されたときに初めて“形”を持ちます。けれど、その以前に、“在る”世界が確かに存在しています。それはとても静かで、深く、そしてどこか懐かしさと温もりを感じさせる世界です。
あなたの内なる目覚めへ
もし今、あなたが生きている世界が苦しく、閉ざされているように感じていらっしゃるなら、それは「認知の世界」の中に閉じ込められているからかもしれません。けれど、どうか安心なさってください。その先に、“本当の世界”が広がっているのです。思考を越え、あなた自身と自然、そして宇宙が一体となる――そんな真のリアリティが、そこにはあります。
それが、「存在の世界」。そして、そこに目覚めることこそが、「覚醒」なのです。
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