知らずにクンダリーニが覚醒した私が語る、宇宙との一体化

1. 何も知らなかった私

チャクラ?クンダリーニ?
そんな言葉は、以前の私にはまったく縁のないものでした。
スピリチュアルにも詳しくなかったし、ヨガや瞑想にも特別な関心があったわけじゃない。
だけど、あるとき、何かが起こったんです。

それは突然で、説明もできない。
でも確かに、私の“内側”で何かが目覚めたような感覚でした。

 

2. 言葉にならない“感覚”

体の奥、会陰のあたりから、静かに、でも確かなエネルギーが立ち上がっていくような感覚。
その流れは背骨に沿って上昇し、頭頂を突き抜けるようにして拡がっていきました。

それと同時に、私は自分の“境界”が消えていくのを感じました。
肉体も、名前も、考えも、すべてがほどけて、ただ宇宙とひとつになるような感覚。
エネルギーとともに私の意識も頭頂から突き抜けます。私は宇宙にいて、そして地球の姿を見ていました。
それは「快楽」とか「幸福」といった言葉ではとても足りない、深くて、広くて、静かな“在る”という感覚でした。

 

3. これはいったい何だったのか

その体験のあと、私は初めて「クンダリーニ」や「チャクラ」という言葉に出会いました。
調べれば調べるほど、「ああ、これだ」「私の体験と同じだ」と感じることが多く、自然と納得していきました。

そこで興味深いのは——

「私が覚醒したとき、私は何も知らなかった」

ということです。つまり覚醒は知識の結果じゃなかったんです。

 

4. 私が伝えたいこと

だから、私は「こうすれば覚醒しますよ」と具体的に教えることはあまりうまくないかもしれません。私ができるのは、自分の体験を“語る”ことです。

でも、誰かがその語りに共鳴して、「もしかして自分の中にもあるのかも」と思ってくれたら。
あるいは、「今感じていることに意味があるのかもしれない」と気づいてくれたら。
それが、私にとっての“教える”なのだと思います。

 

5. これは始まりだった

覚醒はゴールじゃありませんでした。
むしろ、それからが本当の“始まり”です。

どう生きるか。
どう伝えていくか。
どう「宇宙との一体感」を、この地上で抱きしめながら生きていくか。

私は今、グルとして、伝道師として、自分の言葉と存在を通じてこの体験を伝えようとしています。
知識や方法ではなく、“感覚”と“共鳴”を通して。

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必要なのは、準備じゃない
開かれる“瞬間”を、ただ受け取ること
あなたの中にも
すでにその扉は、あるはずです。

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