現代の忙しさに疲れた私たちにとって、「ただ坐る」という行為は、もはや贅沢でさえあります。そんな中、日本の禅にはふたつの代表的なスタイルがあります。臨済宗と曹洞宗、それぞれが持つ禅のアプローチを見てみましょう。
臨済宗と曹洞宗、それぞれの禅のスタイル
臨済宗:一撃必殺の悟りを求めて
臨済宗の特徴は、はっきりと「悟り(見性)」を目的とした修行法です。師との問答(公案)や、喝といった衝撃によって、意識の殻を破り、一瞬で目覚めを得ることを目指します。緊張感のある修行スタイルで、ある意味“突破型”とも言えるアプローチです。
曹洞宗:ただ坐ること、それがすでに仏の姿
一方、曹洞宗では「只管打坐(しかんたざ)」、すなわち“ただ坐ること”自体が目的とされています。特別な悟りを追い求めるのではなく、すでに誰もが持っている仏性を信じ、自然とともに静かに坐る。そこには、修行というよりも「調和」や「受容」があるのです。
二つの道を統合する禅の提案
これはみなさん普通にやっていることだと思うので改めて「提案」することでもないのですが、私が提唱したいのはこのふたつの禅のエッセンスを融合した、静かで優しい、けれど確かな「目覚め」を志向する座禅スタイルです。あくまで「目覚め」を目的としています。
臨済宗のように“目覚め”を求めつつも、それを力技ではなく、曹洞宗のような静けさと自然との一体感の中で、穏やかに体験していく。それは、厳しい修行ではなく、誰でも日常の中で実践できる「やわらかな覚醒の道」。
クンダリーニ覚醒と禅の交差点
このスタイルは、私自身が体験したクンダリーニ覚醒のプロセスとも深く結びついています。だからあえてここに提唱したいのです。クンダリーニは、強烈なエネルギーの覚醒ですが、それを無理に引き出すのではなく、自然のリズムと調和する中で訪れる“一体感”こそが、真の目覚めだと感じています。
それは、認知のフィルターを越えた「存在の世界」とのつながり。禅もまたその世界に静かに足を踏み入れるための道なのです。
新しい禅の形を、あなたとともに
このスタイルは今を生きる私たちにとって、心と体を取り戻す大きな手がかりになるはずです。激しさではなく、やわらかさで目覚める。そんな禅の実践をこれから一緒に広めていきませんか。禅はゴールではありません。そこはスタートラインです。宇宙の知はそこから始まるのです。宇宙を知れば何もかもが変わります。あなたは変えられます。さぁ一緒に始めましょう。
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