トランス

SRS女性器の性感について

SRS女性器の性感について

SRS女性器、つまりオペによって得た人工の女性器は性的に感じることはできるのでしょうか。ここではそれを見ていきます。

目次

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性欲について

まず性欲についてですが、多くのMtFがこの性欲を忌み嫌っていることと思います。睾丸から発せられる性的興奮は抑えることがなかなかできませんからね。それにより男性器の勃起を誘発し、MtFはその男性の象徴に嫌悪感を抱いていることと思います。さて、この性欲はトランスによってどのように変化するのでしょうか。

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1ー1 女性化による性欲の変化

多くのMtFが女性ホルモンの摂取・睾丸摘出・SRSによって性欲の減退を実感することと思いますが、では性欲がゼロになるかと言えばそうではありません。そもそも考えてみてください、生物学的女性には性欲がありませんか?そうではないでしょう。生物学的女性だってエロエロまみれの生き物です。もし女性に性欲がなかったら男性と性交渉に及ぶことはなく子孫を残せず人類は滅亡してしまいます。しかし現実はどうですか?現在の世界人口は77億4千万人です。すごいですねぇ。みんなセックスしまくってるんですよ。ヤりまくりです。あなたの両親だってそうでしょう。だからあなたが産まれたのですから。

さて、この性欲ですが、女性化によって確かに性欲は減退します。が、減退するのは「男性的な性欲」です。その代わり「女性的な性欲」が増加します。つまり質は変わっても性欲自体はプラスマイナスで相殺されて減らないのです。

では、女性的な性欲とはなんぞや、というところですが、文字にすると難しいですが「包まれること」「愛されること」「雰囲気」などです。男性的な性欲が射精に直結し視覚的に性的興奮に至る単純なものに対し、女性は感覚的な抱擁や愛情、臭覚や肌と肌の接触など複雑なものにより性的興奮に至ります。

ポイント

男性 → びゅるる!と出したい。ヤりたい。
女性 → 抱かれたい。愛されたい。満たされたい。

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1-2 性的快楽への依存化

女性の性的回路が複雑なことから、男性と比較してそう簡単には性欲は湧きません。男は女の胸やケツを見るだけで興奮するチンパンジーのような存在ですが、女性はそうではありません。上に挙げたように様々な要因が重なって初めて性的感覚を覚えるのです。男性が単純にヤりたがりなのに対し女性がそれを嫌うのはそのためです。まぁなぜこのように男女で違っているのかは男性がより多くの子孫を残そうとするのに対し、女性は数よりも質を重んじより優れた遺伝子を望むからだと言われています。男性は何度も射精できますが、女性の妊娠・出産はそう何度も簡単にはできませんからね。必然的に女性はより質のいい雄にのみ貞操を許すことになります。

しかしです、実際はこんな薄っぺらい卓上の理論には収まりません。女性もエロエロのチンパンジーになります。それはなぜかというと、性的快楽の度合いが強すぎるからです。その快楽は男性の射精とは比べものになりません。後の項目で説明しますが、オーガズムに至ると脳内から大量の快楽物質が分泌されます。アヘアヘになるのです。いやマジで。そしてこの快楽は経験として脳に記憶されます。するとどうでしょう。またアヘアヘになりたい、あの快感を味わいたい、と思うようになるのです。つまり性的快楽への依存化です。

女性は簡単には股を開きませんが、一度オーガズムの快楽を味わうとそれに依存する傾向にあります。

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分泌液について

性的興奮を覚えると通常「濡れ」ます。潤滑液を分泌するのです。

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2-1 膣分泌液

生物学的女性は通常膣壁から膣分泌液を出します。愛液とも言われますね。その他多少スキーン腺からも分泌はありますが多くは膣壁からによるものです。生物学的女性の膣分泌液は通常時も出されており膣の自浄作用として働いています(オリモノ)。膣の分泌液は性的興奮によってその量が増加します。それによって男性との性交渉をスムーズなものとするのです。

一方MtFのSRS女性器はその機能が非常に弱いです。無いわけではありません。弱いです。

反転法
多くの人は反転法は濡れないと認識してると思いますが、実はオペ後2〜3年経過すると皮膚組織が変化し内部組織のように変わります。すると性的興奮によって反転法の膣でも膣分泌液を分泌し、濡れます。が、非常に少量です。自慰行為で指を入れるくらいはできますが、男性との性交渉には量が足りません。

S字結腸法
S字結腸法は元々が腸なので腸液を分泌します。反転法より多くの分泌液を出します。私は反転法なので詳しくは分かりませんが、反転法が性的興奮により濡れるのだからS字も同じように濡れる量は増えるものと推測できます。が、やはり男性との性交渉には足りません。

いずれにせよ、MtFのSRS女性器は男性と性交渉を行う際は別途潤滑液等の活用などが必要となることが多いです。

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2-2 カウパー液

生物学的男性は性的興奮によりカウパー液を分泌します。ガマン汁ともいわれます。説明しなくても分かりますよね?これは尿道球線という男性固有の器官から分泌されるもので、SRS後もその器官は残っています。これがMtFによっては大変重要な分泌液となります。カウパー液の量は人それぞれですが、性的興奮度が高い人ほど多い傾向にあります。私なんてエロエロなのでドバドバでます。膣分泌液が少ないMtFにとってこのカウパー液は大変助かります。自慰行為は余裕でできますし、指程度なら膣内に出し入れすることも可能です。性交渉においては相手の男性のカウパー液が多ければそれで膣内液体が増え、別途潤滑液を使うことなく性交渉をすることが可能な場合もあるでしょう。

カウパー液は尿道球線という「男性固有の器官」からの分泌なので、少しでも女性の身体に近づきたいMtFにとっては複雑な思いになるでしょう。また、この液が出るのは膣ではなく尿道です。もう一度言いますが膣ではなく尿道です。はぁ…これも女性とは違うところですね。まぁ濡れるから良しと前向きに捉えましょう。

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オーガズムについて

オーガズムについて見ていきます。MtFのSRS女性器も生物学的女性と同じように感じることができます。あー、一応言っておくと私はタイのガモンで反転法SRSです。それをもとに書いています。なので万人に当てはまるわけではないかもしれません。そこのところご了承ください。

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3-1 オーガズムとは

オーガズムとは絶頂、つまりイクことです。通常男性は射精という目に見える形でそれを経験しますが、女性のそれは多岐に渡ります。性感帯が多いのです。後述しますがクリトリスをはじめGスポット・Tスポット・ポルチオなどがあります。

オーガズムポイント

ヒトがオーガズムに達すると快楽ホルモンである【ドーパミン】と共に幸せホルモンの【オキシトシン】、ストレス対応ホルモンである【ノルアドレナリン】が大量に放出されます。さらにそれを落ち着かせるために脳内モルヒネである【エンドルフィン】まで放出されることから多幸感に包まれます。

オーガズムで得られる快感は脳の報酬系回路と深く関わりがあります。報酬系回路はドーパミン神経系(A10神経系)からなり、オーガズムの快情動はここより上記ドーパミン等の放出を誘発します。そしてこのオーガズムの際に分泌されるドーパミンの化学構造式は麻薬の一種である覚醒剤と非常によく似た構造をしています。

覚醒剤と似ている、つまり依存します。それほど強烈で大きい快楽だということです。そしてその快楽は脳に記憶されます。一度その快楽を味わった脳はまたそれを味わいたいと欲求することでしょう。覚醒剤常習者がクスリをやめられないのと同じです。よって性の虜となるのです。

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3-2 オーガズムの男女差

オーガズムの男女の違いについて見ていきます。

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